豊中で味わう豊岡ジビエ 就航都市間の交流事業[大阪]
狩猟で捕獲した野生鳥獣肉を食材にした「ジビエ料理」を調理、試食する体験講座が26日、豊中市であった。大阪空港の空路で結ばれた兵庫県豊岡市との交流事業として開催。シカ肉の産地である豊岡市・神鍋高原のおかみが「低カロリーで鉄分、ミネラルも豊富。血流も良くなる」とPRしていた。
シカ肉を調理する参加者=豊中市
調理法などを指南したのは、食文化普及のため豊岡市の地元商工会などでつくる「神鍋ハートフル食プロジェクト」。会員で、ペンションのおかみらが来阪した。
神鍋の食材をふんだんに使った「シカ肉と根菜のつみれ汁」「ニジマスのホイル焼き」「かんなべ団子」の3品を作った。つみれ汁にはミンチ状にしたシカモモ肉にショウガやネギを混ぜ合わせ、サトイモ、ゴボウなど火山灰土壌「黒ぼく」で育った根菜も用いた。
豊中市の会社員、上倉斐さん(30)は「外食するより自分たちで作ることで親しみが湧く。豊岡へは飛行機で40分と聞いて身近に感じた」と話していた。