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イノシシ:島しょ部で急増 捕獲頭数倍増、483頭 専門家「メスの優先駆除を」[愛媛県]

 松山市の中島など島しょ部で、従来は生息していなかったイノシシが急増し、農家を悩ませている。市と連携して生態調査をした愛媛大農学部の武山絵美准教授(農村計画学)がこのほど、中島で調査結果を報告、増殖阻止に向けて「メスの成獣を優先して捕獲する必要がある」と強調した。

 市によると、中島地域では昨年度、有害鳥獣捕獲許可に基づき483頭のイノシシが捕獲された。前年度(225頭)の2倍以上で、市で捕獲されたイノシシの約4割を占めた。

 市の聞き取り調査では、中島地区でイノシシが初めて確認されたのは1999年度。広島方面から泳いできたとみられる。2005年ごろから食害が深刻化しているという。

 武山准教授らは昨年度、市の7島に計約20台のセンサーカメラを設置。中島で捕獲したメス1匹に電波発信器を取り付け、行動範囲を調査した。その結果、メスの行動範囲は750メートル四方と狭く、耕作放棄地で生息していることが確認された。

 武山准教授は、イノシシ急増の理由に(1)タヌキなど幼獣の天敵が不在(2)かんきつ類など冬季のエサが豊富−−を挙げた。対策として、廃棄したかんきつ類を放置しないことなどを提案した。

2014年6月14日

転載元:http://mainichi.jp/area/ehime/news/20140613ddlk38040641000c.html

 
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