バーガー、空揚げも 千歳市でエゾシカ肉まつり[北海道]
千歳市協和のあぷかの森で15日、第1回エゾシカ肉まつりが開かれた。千歳、恵庭をはじめ札幌や苫小牧から家族連れが訪れ、焼き肉やハンバーガー、空揚げなどエゾシカ肉の多彩な食べ方を楽しんだ。
あぷかの森は、恵庭の建設会社「すまい工房北海道」(湯峯和幸社長)が子供たちの農業体験や自然体験の場に提供している。「あぷか」とはアイヌ語で雄ジカの意味。
エゾシカは個体の増加で道内各地の農業や林業に被害が拡大。道が捕獲を強化している。北海道猟友会札幌支部会員の湯峯社長は、エゾシカの有効利用策で高タンパク、低カロリーで栄養バランスが取れたシカ肉の普及を目指しフード事業部を発足。同まつりもその一環で企画した。今月末には札幌市清田区に同社直営のジビエ(狩猟)料理店をオープンさせるという。
まつりをラジオで知り家族3人で会場を訪れた札幌市清田区の歯科技工士東真人さん(36)は「臭みや脂がなくおいしい」と話し、牛カルビが大好きという小学1年の優翔君(6)も「肉が軟らかい」と笑顔。初めてのエゾシカ肉に舌鼓を打っていた。
会場ではバンド演奏や林家とんでん平さんの落語も行われた。
2014年6月16日
転載元:http://www.tomamin.co.jp/20140613785