シカ肉料理 うまさ別格 西興部で「サミット」[北海道]
【西興部】NPO法人西興部村猟区管理協会は27日、「第2回西興部シカ肉サミット」を村内のホテル森夢(りむ)のバーベキュー棟で開いた。あいにくの雨模様にかかわらず、道内外から約40人が参加し、おいしいシカ肉料理に舌鼓を打った。
「シカ肉の地位向上」を目的とし、「G7(先進7カ国)」に引っかけて、モモ、ロースなど七つの部位を「シカ7(セブン)」と名付けて調理。骨付きモモ肉の丸焼き、前脚の丸ごと赤ワイン煮込みなどシカ肉のおいしさが伝わる料理が並んだ。料理を口にした参加者たちは「臭みがない」と驚きの声をあげていた。
調理を担当した管理協会の伊吾田順平事務局長は、鮮やかな手さばきでモモ肉の解体実演も披露。最後に参加者全員で「シカ肉はおいしい」宣言を採択して、サミットを終了した。
東京から参加した守屋和典さん(29)は「自転車で道内を回っているが、道中の別の場所で食べたシカ肉と全然違った」と本物のおいしさを実感した様子だった