シカ被害対策で 国有林内も捕獲 きょう協定調印式[群馬県]
林野庁関東森林管理局利根沼田森林管理署と県猟友会沼田支部は六日、「国有林野内におけるニホンジカ等による被害に対する捕獲協力に関する協定書」の調印式を行う。
利根沼田地区はニホンジカの増加に伴い、民有林や国有林内の食害や農地の農作物被害が深刻な問題になっている。地区の国有林は全森林面積の約65%。
このため、狩猟期間中、国有林内へ猟友会の車両が乗り入れることを認め、効果的にニホンジカを捕獲しようと、協定を結ぶことになった。関東局管内で初の取り組みという。
協定は、沼田市の県利根沼田振興局で管理署の永井寛署長と猟友会の小林節雄支部長が出席して結ばれる。 (山岸隆)