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ジビエ推進へ組織結成 21日に試食会開催 [兵庫県]


シカやイノシシなどの鳥獣害対策に頭を抱える自治体や住民が相次ぐ中、ジビエ(野生鳥獣肉)の推進を目指す組織「加西ジビエ促進委員会」が、加西市にできた。21日に同市内で試食会や交流パーティーを開く。メンバーは「多くの人に、ジビエに親しんでもらえる会にしたい」と意気込んでいる。

 狩猟に興味のある人々で結成された「もみじ狩隊」のメンバーを中心に、大阪や神戸など関西在住の20~50代の男女10人で1月につくった。

 市によると、市内の2012年度の鳥獣害被害額は3245万円。シカの捕獲頭数も増加傾向にあり、12年度は340頭、13年度は520頭だったという。獣の侵入を防ぐ金網の柵を設けるなど対策を進めるが、駆除などは人材不足もあり思うように進んでいない。

 こうした中、市は若者の活動を支援する事業の一環で、都市部在住の狩猟に興味のある人らに呼び掛け、集まった10人が、ジビエの6次産業化を目指し、同委員会をつくった。メンバーは、農家をはじめとした狩猟者に交じり、鳥獣害についても学びたいという。いずれは、食肉加工施設やジビエ料理を提供する飲食店の運営企画も検討していくという。

 大学で野生動物の研究をしたという橋本友里恵さん(29)=大阪府茨木市=は「若い人が狩猟などにも入っていけるような土台をつくりたい」と話した。

 21日の試食会は、えぇもん王国(同市北条町横尾)で午後5時半~6時半。無料。申し込み不要。市ふるさと創造課TEL0790・42・8706

 試食会後に交流パーティーもある。男性3500円、女性2500円。ソフトドリンクコース1500円。要申し込み。交流パーティーについては、えぇもん王国TEL080・6141・1151(河尻 悟)

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