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獣害増 狩猟考える 金沢で若手フォーラム[石川県]

若手猟師らが狩猟の体験を語る「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」が二十八日、金沢市問屋町の金沢流通会館であり、来場者三百三十人が耳を傾けた。(福岡範行)

 シカやイノシシの害が拡大する中、環境省が二年前から狩猟者の増加を促そうと全国で開くイベントで、県内での開催は初めて。

 十三年前から狩りをする千松(せんまつ)信也さん(39)=京都市=が講演し、地元の二十~四十代の四人も「私がハンターになった理由(わけ)」と題して語った。

 祖母宅周辺のタケノコがイノシシに荒らされるのを防ぎたいと免許を取った狩猟歴四年目の奥村明広さん(26)=金沢市=は「地域のおばあちゃんに喜ばれるとうれしい」とやりがいを披露。「イノシシを殺すとき、心の中で『ごめんなさい』と言っている」と明かす女性(24)もいた。

 千松さんは動物が食用にならずに駆除される例を残念がり、「命を奪うならおいしく食べるのが基本。自分で食べられる範囲だけ猟をする人が各地で増えてほしい」と願った。

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