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捕獲のシカ缶詰いかが…大和煮が好評[長野県]

阿智村内で捕獲されたシカやイノシシの肉を使った大和煮の缶詰が好評だ。昨年作った約2000個はほぼ完売。製造・販売元の阿智村ジビエ加工施設管理組合は今年、3000個を売り出す計画だ。

 これらの動物による農林業の被害は同村でも絶えない。村などは継続的な捕獲で被害軽減を図っているが、「命は無駄にできない」と、猟友会関係者らでつくる同組合が2013年、シカやイノシシのバラ肉やすねの肉を使い、しょうゆや砂糖、みりんなどで味付けした大和煮を作り、商品化した。

 この年は370個を完売。14年はその5倍以上を生産し、中央自動車道の阿智パーキングエリアや県飯田合同庁舎(飯田市)の売店で販売した。珍しさに加え、肉のくさみを抑えた食べやすさで人気があるという。

 シカ肉もイノシシ肉も、1缶160グラム入りで税込み700円。県飯田合同庁舎にはシカ肉の缶詰なら昨年製造分の在庫がわずかにあるという。問い合わせは同村ふるさと整備課にある同組合事務局(0265・43・2220)へ。

 
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