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鳥獣の農作物被害半減 京都府、防護柵や捕獲強化 [京都府]

シカやイノシシ、サルなどの野生鳥獣による京都府内の農作物被害額が、2014年に3億7900万円となり、府が掲げる09年比で半減させる目標をほぼ達成したことが、23日に京都市内で開かれた対策推進本部会議で報告された。府は新たに18年の被害額を2億6千万円にする目標を掲げ、被害額の大きい7市1町への支援を強化する。

 シカやイノシシ、サルなどによる府内の農作物被害は09年に7億3千万円で、府は5年間で被害額を半減させる目標を掲げた。これまでに捕獲や防護柵の設置、担い手の育成に取り組み、その結果、14年度の捕獲数はシカが2万1千頭、サルが400頭(いずれも見込み)で、09年度と比べ1・8~1・9倍に増えた。

 防護柵は14年度末で、整備目標延長の7割を達成し、整備が進んだ綾部市や与謝野町では鳥獣被害が激減した。狩猟免許の新規取得者も09年度の1・8倍となる470人にまで増えた。

 だが、京都市や福知山市を含む7市1町では防護柵の設置の遅れなどで、14年の被害額は計2億7400万円と、全体の約7割を占めた。特に南丹市ではシカによる水稲の被害で13年より倍増したという。

 府は15年の府内全体の被害目標額を3億5千万円と設定。メスジカや市町村、府県境での捕獲強化、防護柵の未整備地の解消などに取り組む。

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