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シカ、イノシシの捕獲制限緩和 県が新計画2015年05月23日 [熊本県]

県は22日、農作物への被害が深刻化している県内のシカやイノシシの頭数管理に向けた新たな計画を明らかにした。シカの県内生息数を7千頭に抑制し、イノシシによる農作物被害を年間1億5千万円まで減らす目標を達成するため、対策を強化する。

 29日に施行される改正鳥獣保護法(鳥獣保護管理法)は、都道府県が主体となって市町村の枠を超えた広域的なシカやイノシシの管理をするよう求める。県は改正法に沿って2017年度末までの新計画を策定。県庁で22日あった県環境審議会で内容を報告した。

 新計画では、これまで有害鳥獣捕獲者1人につきシカ180頭、イノシシ100頭としていた半年間の捕獲許可頭数の上限を撤廃。「管理に必要な頭数」と規定して、より多くの捕獲を促す。

 被害が増加傾向にあるシカについては、熊本都市圏や天草地域も管理区域に加え、県内全域を管理の対象とする。イノシシは既に県内全域が管理対象となっている。

 県内には現在、シカが3万~4万頭いるとみられ、13年度の農作物被害は前年度の2倍近い4千万円に達した。イノシシの頭数は不明だが、13年度の被害は14%減の2億8千万円だった。(太路秀紀)

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