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鳥獣被害:13年度農林産物、前年度比25%減 国の資金助成が奏功 イノシシ、シカの捕獲増 [宮崎県]

 県は、2013年度の野生鳥獣による農林産物などへの被害が、12年度比約25%減の8億2652万円だったと発表した。13年度から国の緊急捕獲対策が始まったことでイノシシやシカの捕獲数が大幅に増えたことなどが要因だとしている。

 18日の県議会環境農林水産常任委で報告した。被害の内訳は▽水稲や野菜などの農作物7億2978万円(前年度比27%減)▽シイタケなどの特用林産物3232万円(同28%減)▽スギやヒノキの人工林6442万円(同22%増)。加害鳥獣別ではイノシシ(被害額3億5190万円)が最も多く、シカ(同3億2895万円)とサル(同7890万円)を合わせて全体の約9割を占めた。

 自然環境課などによると、農林産物への鳥獣被害は近年全国的に深刻化しており、農林水産省は昨年度、捕獲事業に対する資金面での助成を始めた。県内ではそれまで、イノシシ捕獲に対する助成はほぼゼロだったが、13年度から1頭当たり8000円の助成が出るようになった。シカも、8000円だった助成が1万円に引き上げられた。

 その結果、13年度は、狩猟以外でのイノシシ捕獲数は9168頭と、12年度(5278頭)と比べて約1・7倍に増えた。シカも1万5859頭で約1・4倍に増えた。同課の松永雅春主幹は「被害防止のため、今後も捕獲の強化を図りたい」と話している。【中村清雅】

 
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