道南でもエゾシカ被害深刻 電気牧柵で農業被害は減少 生息数は増化か[北海道]
「シカに踏まれて売り物にならない」。函館市小安町の野菜畑で、農業佐藤亘(とおる)さん(50)は皮がめくれ、黒ずんだキャベツを手に嘆く。15年前からシカが畑を荒し、年200~300万円の被害がある。「今年も状況が変わらなければ、ビニールハウスの施設園芸に切り替えようかと悩んだ...
有害鳥獣捕獲強化・安全確保キャンペーン始まる 県庁で出発式[栃木県]
県の「有害鳥獣捕獲強化・安全確保キャンペーン」が14日始まり、県庁昭和館前でキャンペーンの出発式が行われた。 農林業や生態系に被害をもたらすシカやイノシシなどの有害鳥獣の捕獲を一層推進するとともに、捕獲への県民理解の促進、捕獲の安全確保の徹底を図ることが目的。30日まで。...
岐阜・高山市の猟友会会員宅に親子のツキノワグマ 射殺される[岐阜県]
岐阜・高山市で12日夜、猟友会会員の自宅の倉庫に親子のツキノワグマが現れ、この会員に射殺された。 12日午後6時50分ごろ、高山市清見町牧ケ洞(まきがほら)に住む猟友会の会員の男性(65)が、自宅の倉庫で、2頭のツキノワグマが、ミツバチの巣箱を荒らしているのを見つけた。 ...
クマ、イノシシ衝突事故 栃木県内で多発[栃木県]
県内でツキノワグマの目撃情報が相次ぐ中、10月以降、クマやイノシシと乗用車などが衝突する事故が多発している。10月は県北地域を中心にクマとの事故が4件、11月(11日現在)は県南地域も含めイノシシとの事故が3件発生しており、「異例の多さ」(県警交通企画課)という。今秋はドン...
害獣シカ 広がる食材活用[山梨県]
農作物を食べ荒らし、深刻な被害を与えているシカを食材として活用する取り組みが、県内でも広がりを見せている。富士河口湖町、丹波山村に続き、今年8月には早川町に食肉加工処理施設が完成し、都内のレストランに食肉を卸している。富士河口湖町では10月、飲食店主や宿泊業者らを集めたシカ...
青森側でもニホンジカ撮影 白神山地、食害懸念[青森県]
林野庁東北森林管理局は10日、青森、秋田両県にまたがる世界遺産白神山地の世界遺産地域から約150メートル離れた青森県深浦町追良瀬の追良瀬川の上流で、ニホンジカを確認したと発表した。 白神山地周辺では、本来生息しないニホンジカの目撃情報が相次いでおり、秋田県側でも遺産地域から...
ドングリ凶作でクマ人里に 高山で男性襲われ死亡[岐阜県]
高山市丹生川町瓜田で六日、クマに襲われたとみられる農業原田和夫さん(74)=同市丹生川町=の死亡が確認された。県内では狩猟者の減少などもあって、毎年二割前後のペースでクマが増加していると推定され、主食のドングリが凶作の本年度は過去最多の出没件数記録を更新中。県などは警戒を呼...