こまち、クマとぶつかる 秋田新幹線下りに遅れ
11日午前8時17分ごろ、岩手県雫石町のJR田沢湖線赤渕―大地沢信号場駅間で、秋田新幹線の下りこまち95号(7両編成)がクマと衝突した。乗客約80人と乗員にけがはなく、列車は約53分遅れた。 JR東日本秋田支社によると、運転士がクマに気づいて緊急停止したが間に合わなかったと...
広がるシカの食害・外来種 「神山」に異変[奈良県]
国の特別天然記念物に指定されている「春日山原始林」。春日大社の「神山」とされ、木々の伐採が禁じられるなど、長く手厚く保護されてきた。太古の昔から保たれてきた生態系が変化しているという。何が起きているのだろう。 原始林の中心となるのはシイやカシ類といった照葉樹林。その生育環境...
鳥獣から農作物守れ 県など、リーダー養成へ講義 [徳島県]
徳島県と農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)近畿中国四国農業研究センターは、「鳥獣被害対策技術指導研修会」をスタートさせた。農作物を鳥獣から守るさまざまな手法を全5回の講義で学ぶ。 鳥獣害に悩む各地域で被害防止のリーダーを育てるのが狙い。これまでの研修会は単発に...
シカ肉の普及に一役 千歳市協和の「あぷかの森」で15日にエゾシカ肉まつり[北海道]
建設会社「すまい工房北海道」(恵庭市有明町)の湯峯和幸社長は15日、同社が子ども向けに自然・農業体験の場を提供している千歳市協和の「あぷかの森」で、第1回エゾシカ肉まつりを開催する。 生息数が増えた影響で農業や植生の被害拡大、車との衝突事故が問題視されるエゾシカの肉を味わう...
シカ食害防げ。富大・氷見市研究室が県境調査
全国各地でニホンジカが急増していることを受け、富大理学部・氷見市連携研究室は今 年から、ニホンジカの生息状況の本格調査に取り組む。近隣県でシカによる農作物被害が 増加しており、富大は県内で被害が広がる前に、県境の氷見市を中心に個体数や生育範囲...
食害から農地を守れ~改正鳥獣保護法の成立とその内容~
■概要 日本の今後の成長戦略の一つとして農業の振興が掲げられ、土地利用等で農業改革が進められている昨今、農業従事者の生産意欲の減退を防ぐことは大きな課題となっている。今国会では5月23日に改正鳥獣保護法が成立し、野生鳥獣による農産物の食害を防ぐための様々な対策が取られること...
札幌・中央区宮の森でクマ目撃 近くの小中学校 警戒の集団登下校[北海道]
札幌市中央区宮の森1の16の山中で8日夕にクマが目撃されたことを受け、目撃現場周辺の住宅街では9日朝、パトカーが巡回して注意を呼び掛け、近くの小中学校では教員らが通学路に立ち子供らの登校を見守った。 目撃現場から約200メートルの距離にある市立宮の森中学校(小路徹校長、35...
阿賀野市、阿賀町にクマが出没[新潟県]
9日朝、阿賀野市の田んぼでクマ1頭が目撃された。近くには民家や小学校があり、警察が注意を呼びかけている。 クマが目撃されたのは、阿賀野市次郎丸の田んぼ。9日午前7時すぎ、車で通りかかった人から、「田んぼの中でクマが歩いている」と警察に通報があった。クマは体長およそ1メ...
見かけたら駆除して 根絶難しいオオキンケイギク
生態系に影響を与える恐れがある特定外来生物に指定され、栽培や販売が規制されているオオキンケイギク。鳥取県内では群生が目立つ幹線道路沿いなどで毎年駆除活動が行われるが、繁殖力が強い上、愛らしい姿から花壇に植えられているケースもあるなど、根絶にはほど遠いのが実情。県は「関心を持...
長門市横断60キロの鳥獣防止柵[山口県]
鹿やイノシシによる農作物被害を防ごうと、県と長門市は今年度から2年をかけ、同市の山間部と沿岸部を隔てる全長約60キロの鳥獣侵入防止柵を設置する。柵は市の東西をほぼ横断し、県と市町がこれまで県内で整備した防止柵(570キロ)の1割超の長さ。農林水産省と県によると、ここまで広範...